紫の便箋と秋の空
ソウジ(Souji)18 plays
番台のテレビが笑ってる 外は小雨が降ってる カゴの隅っこで揺れてる 心の奥を撫でてる 青い縞模様が光ってる 懐かしい匂いがしてる 偶然だと言い聞かせたい 震える指を隠したい 冷たい瓶を握りたい 結露の粒を見つめたい 海が見える街へ行こう 遠い空を追いかけよう 淡い夢のその先を 僕は今も探すの 「またな」さえ言えないまま 湯気の中に消えた横顔 戻れないあの日の青 揺れる青 消えた青 僕の青 高い天井を見上げれば 響くカランの音だ 自転車のベルの声だ 君の体温の影だ ロッカーの錆びた銀色 滲んだインクの青色 あの駅のホームの風 濡れた荷台の雨 振り向かなかった僕 意地を張ったあの時 海が見える街へ行こう 遠い空を追いかけよう 淡い夢のその先を 僕は今も探すの 頬を伝うのはお湯かな 湯気の中に消えた横顔 戻れないあの日の青 意地を張ったままで 言葉を飲み込んで 手ぬぐいを畳んで 記憶を抱きしめて 番台さんへ預けて 夜の風に吹かれて 石鹸の泡が消えていく 思い出も少しずつ溶けていく 曇りガラスを指で弾く 今の自分をそっと描く 春の気配が胸を叩く 新しい靴音が響く 海が見える街へ行こう 遠い空を追いかけよう 淡い夢のその先を 僕は今も探すの 「またな」さえ言えないまま 湯気の中に消えた横顔 戻れないあの日の青 揺れる青 消えた青 僕の青
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