紫の便箋と秋の空
ソウジ(Souji)18 次播放
雨の土曜日 団地の1階 微糖の缶コーヒー 温いアルミの感触 窓の外は灰色 静かな午後が過ぎる 十年前の放課後 屋上の錆びた柵 炭酸の泡が弾けて 未来の話をしたね 君は今 どこかの空の下 土を耕しているんだね 特別なことじゃないけれど ふと思い出しただけ 雨音が心地いいから ラララ… 雨の音に混ざって 本棚の隅っこに 茶色の封筒がある 引っ越しの日の手紙 開けないままの十年間 糊付けされた記憶 埃を少し払った 画面の中の君は 少し日焼けをしていて 笑い方は変わらない 元気そうでよかった 君は今 どこかの空の下 土を耕しているんだね 特別なことじゃないけれど ふと思い出しただけ 雨音が心地いいから 恋でも友情でもなくて ただの隣人だった僕ら それでもあの時間は 確かにここにあった 雨が窓を叩いてる 君は今 どこかの空の下 土を耕しているんだね 特別なことじゃないけれど ふと思い出しただけ 雨音が心地いいから ラララ… 雨の音に混ざって ラララ… ゆっくりと冷めていく
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