セピアの栞
ソウジ(Souji)0 回再生
カレーの残り香 漂う部屋 時計の針は 23時半 AIに告げる 独り言 「10年前を 見せてよ」 スピーカーが 低く唸り 空気が少し 震えだす レコードのノイズ 混ざり合い 青い光が 部屋を舞う 欠けた米びつ 再現され 記憶の解像度 溢れだす 君はそこまで 覚えてたんだね 2014年の 夢の跡 2024年の 僕の窓 溶け合う景色 揺らめいて 今なら上手く 笑えるね 切なさに 蓋はせず このまま 揺れていたい (Yeah, just like that) (Time is melting now) (Back to the old room) 不意に鳴り響く あの着メロ 胸の奥を 突っつく音 「やめてよ」 隠したはずの詩 画面に並ぶ 恥ずかしい文字 AIのミスに 苦笑いして 少しだけ 肩の力が抜けた 未送信のままの 下書き 「元気?」の一言 眩しくて 今の自分も 悪くない そんな風に 思えてくるんだ 不思議な夜が 更けていく 2014年の 夢の跡 2024年の 僕の窓 溶け合う景色 揺らめいて 今なら上手く 笑えるね 切なさに 蓋はせず このまま 揺れていたい 缶コーヒーの 湯気が揺れ 過去のホログラム 突き抜ける 窓の外の ネオンの色 青から紫へ 滲む午後 昔と今が 交差する場所 僕はここで 息をしている 少し違う 電飾の光 少し大人に なった僕の指 「再現終了」 囁けば 元のワンルーム 戻るだけ でも心は ほんのり熱い 明日もきっと 歩いていける 2014年の 夢の跡 2024年の 僕の窓 溶け合う景色 揺らめいて 今なら上手く 笑えるね 切なさに 蓋はせず このまま 揺れていたい (Yeah, just like that) (Time is melting now) (Back to the reality)
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