まどからのひかり
ソウジ(Souji)9 回再生
秋の土曜日の午後 押し入れを片付けて 見つけた布の箱 少し埃を被った箱 指先でそっとなぞる 懐かしい色の魔法 古い紙の匂いと 掠れた青いインク 下手な君の似顔絵 隅に貼られたシール 時間が止まったまま 僕を笑わせるんだ 明日のテストのこと 遠足の持ち物のこと どうでもいいような くだらないやり取りが 今になってこんなに 愛しく思えるなんて 忘れていた宝物 胸の奥が熱くなる 優しい日差しの中で ページをめくっていく 柔らかなこの痛みは 温かい忘れ物だね ラララ 口ずさむ あの頃のメロディ ラララ 風が吹く 窓の向こう側 鉛筆の削りかす 筆箱に詰めていた 窓から差す光は オレンジ色に染まる 影が長く伸びて チャイムが鳴り響く 返事は何にしよう 悩んでいた放課後 答えのない問いを 何度も書き直して 不器用な僕たちは 季節を駆け抜けたね 忘れていた宝物 胸の奥が熱くなる 優しい日差しの中で ページをめくっていく 柔らかなこの痛みは 温かい忘れ物だね 最後のページの隅 小さく震えた文字 「実はずっと好きだった」 誰が書いたんだっけな 思い出せないけれど 鼓動だけが鮮明だ 忘れていた宝物 胸の奥が熱くなる 優しい日差しの中で ページをめくっていく 柔らかなこの痛みは 温かい忘れ物だね ラララ 歩き出す それぞれの道を ラララ ありがとう 琥珀色の記憶
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