雨とレコードの欠片
ソウジ(Souji)23 回再生
缶コーヒーはもう冷たい アスファルトに座り込み チェロの音が胸を刺す 静かすぎて耳が痛い 誰もいない駐車場 影だけが伸びている 昨日の僕を捨てたい 今はただ震えている 雨宿りしたあの軒下 君の肩が少し濡れた 今はただの閉店後 光が消えた看板の下 ねぇ どこへ行ったの? 笑い声は風の中 涙が滲む駐車場 一人きりで吐き出す言葉 明日になれば暖かくなるかな 震える手で蓋を閉めた まだここにいる 一人でいる 声は届かない 夜が明けない 電光掲示板の文字 「またのお越しを」の文字 皮肉すぎて笑えない 君の髪の匂いがした 雨の日の湿った空気 今はただの排気ガスの匂い レコードのノイズが混ざる 記憶の断片が刺さる あの日見てた青い光 今は消えた街の灯り 君がいないこの場所で 僕は僕を探している ねぇ どこへ行ったの? 笑い声は風の中 涙が滲む駐車場 一人きりで吐き出す言葉 明日になれば暖かくなるかな 震える手で蓋を閉めた 808が刻む心拍数 ピアノは遠くで鳴ってる 戻れないことは知ってる それでもまだ待ってる 冷え切った指先で 空をなぞってみた あぁ 泣き止まない 心が動かない 時間が止まったまま この場所から動けない 頬を撫でる夜の風 少しだけ前を向いて 止まらない涙もいつか 乾く日が来ると信じて 「また歩いていこう」 独り言を空に投げて ねぇ どこへ行ったの? 笑い声は風の中 涙が滲む駐車場 一人きりで吐き出す言葉 明日になれば暖かくなるかな 震える手で蓋を閉めた まだここにいる 一人でいる 声は届かない 夜が明けない
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