潮
歌詞
潮風が揺らす 古いカーテン オレンジに染まる 図書室の隅 背表紙をなぞる 指先が止まる あの夏の匂い 不意に蘇る 静寂のなかで 時計が刻む 忘れていた 木の椅子の軋み 約束したね 一緒に読もうと 果たせなかった 幼い日の夢 埃を払えば 鼓動が跳ねる 季節を止めた 青い表紙 約束は 紙に書かなくてもいい 風がさらって 空へ運ぶから 見えない絆が 今を繋いでる あなたの声が 聞こえた気がした 夕闇の淵で 光を見つけた めくれたページ 震える指先 隙間から落ちた 小さなメモ 「また来年ね」 滲んだインク あなたの文字が 胸を締め付ける 重なる弦の音 波のように寄せて 寂しさの底に 灯をともす 優しかった あの手の温もり 今はもう どこにもないけれど 開いた本には 愛が溢れてる 涙のあとに 虹が架かる 約束は 紙に書かなくてもいい 風がさらって 空へ運ぶから 遠い場所まで 届くはずだから 私はここで 明日を生きるよ 夕凪の海を 見つめながら ハープが弾ける 光の粒 記憶の破片 きらきら踊る さよならは 終わりじゃなくて 新しい旅の 始まりの合図 踏み出す一歩 砂を噛みしめ あなたの笑顔を 抱きしめていく 強く 優しく 響け この祈り 約束は 紙に書かなくてもいい 風がさらって 空へ運ぶから 見えない絆が 今を繋いでる あなたの声が 聞こえた気がした 夕闇の淵で 光を見つけた ありがとう 大好きだよ 風に乗せて 今 放つよ 波音に消えていく 迷いの影 水平線の向こう 夜が明ける 本を閉じて 歩き出す浜辺 夕焼けの色が 頬を撫でていく 微笑みひとつ 海に預けたら 明日の私に 会える気がする
コメント (0)
読み込み中…