栞
Lyrics
静かな扉を開けた 埃が光に舞った 木の匂いが懐かしかった 私は一人歩いた 奥の棚で見つけた あの日の本を開いた 隅の絵が笑っていた 涙が不意に溢れた 五年前のあの日から 止まっていた時計の針が 重い空気を切り裂きながら 動き出す音が聞こえたんだ 紙に残した線が 今は暖かい光になった 震えるその筆跡が 私を今、赦した 心は透き通った ようやく前を向けた 光になった 赦した 歩き出した 風が吹いた すれ違ったままの朝 言えなかった「さよなら」 記憶の奥のトゲが 溶けて消えていく今 誤解という名の鎖は 優しさという名の鍵でさ 音も立てずに外れたんだ 自由になれた気がしたんだ 紙に残した線が 今は暖かい光になった 震えるその筆跡が 私を今、赦した 心は透き通った ようやく前を向けた チェロの音が響いて 空気が震えて 痛みを消し去って 愛しさを連れて 過去の自分を抱きしめて 未来の地図を広げて 「いつかまた笑って会える」 その言葉を信じていける 紙に残した線が 今は暖かい光になった 震えるその筆跡が 私を今、赦した 心は透き通った ようやく前を向けた 光になった 赦した 歩き出した 風が吹いた
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