math rock

理科室の等圧線

きよ(Kiyo)

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Lyrics

校舎の影が長く伸びる
埃が光の粒で舞い散る
錆びた鍵が小さく音立てる
理科室の扉をそっと開ける
三十年前の空の青
ノートの端に揺れているよ
降水確率は四十パーセント
アジサイを数えた指の跡
窓を伝う雫の不規則さ
今もここにある優しさ
リズムが少しずれたって
二つの予報は光って
同じ空を指し示して
ここで一つに重なって
透明な空気の中で
私は私と出会って
雨音の五拍子を聴く
記憶の位相が溶け出す
雨粒が弾けて
チェレスタが響いて
時間は止まって
光に溶けて
ビーカーに残る一滴の揺れ
雨粒の軌跡をなぞる果て
黄ばんだ紙に滲む約束
色褪せないままの記憶
ディレイギターが波打つように
過去が現在を追い越すように
花びらの枚数を数え直す
ガラスの冷たさを感じ直す
ズレていく秒針の音さえ
今は愛おしく思えるね
リズムが少しずれたって
二つの予報は光って
同じ空を指し示して
ここで一つに重なって
透明な空気の中で
私は私と出会って
雨音の五拍子を聴く
記憶の位相が溶け出す
十一拍子の雨に打たれ
七拍子の風に吹かれ
アジサイの色を確かめ
螺旋の階段を駆け上がり
爆発する静寂の壁
全ての粒子が私を呼べ
聞こえる?
あの日言えなかった言葉
見える?
あの日描けなかった明日
リズムが少しずれたって
二つの予報は光って
同じ空を指し示して
ここで一つに重なって
透明な空気の中で
私は私と出会って
雨音の五拍子を聴く
記憶の位相が溶け出す
雨粒が弾けて
チェレスタが響いて
時間は止まって
光に溶けて

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