十一月の残像
ソウジ(Souji)16 plays
11月の風が吹く オレンジの空を歩く 影を連れて一人待つ 電車はまだ来ないはず 手袋を片方失くした 指先をこすり合わせた 白い息が宙に浮いた 冬がそこまで届いた 静かに時間は進む 心が少しだけ緩む レポートの文字も霞む 悩みも遠くへ歩む 小さな希望を包む 僕だけの冬が弾む なんでもない日が愛しい 心が少しだけ優しい 明日の自分に相応しい このまま夜へと等しい 足元の銀杏の葉 カサリと音を立てた 向かいの席の誰か ページをそっと閉じた 揺れるリュックの肩 誰かも季節を見た たこ焼きの匂いがした お腹が少しだけ鳴った レポートのことも忘れた 空腹が愛しくなった 静かに時間は進む 心が少しだけ緩む レポートの文字も霞む 悩みも遠くへ歩む 小さな希望を包む 僕だけの冬が弾む カレー屋の誘いのこと 野良猫の元気なこと ちっぽけな幸せのこと 明日も笑えること ガタゴトと音が響く 光が遠くから届く 日常は明日へ続く 冷えた指先が動く 静かに時間は進む 心が少しだけ緩む レポートの文字も霞む 悩みも遠くへ歩む 小さな希望を包む 僕だけの冬が弾む なんでもない日が愛しい 心が少しだけ優しい 明日の自分に相応しい このまま夜へと等しい
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