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栞の余白

ソウジ(Souji)

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Lyrics

琥珀色の西日が
濡れた歩道を刺して
閉店五分前の
静かな古本屋
レジの奥で一人
影が長く伸びてる
ヒーターが唸る音
それだけが響いてる
昨日買った文庫本
挟まっていた栞
見知らぬ誰かの詩
拙い青のインク
指先でなぞった
少しだけ震えた
今ここにいること
それだけで良いような
淡い秋の風が
胸を通り抜ける
さよならの続きを
そっと綴るように
僕らは息をする
柔らかな夕暮れ
揺れる埃の粒
オレンジに溶けてく
小さな幸せが
ここにある気がした
三年前の制服
言えなかった言葉
放課後の図書室
苦い後悔の味
あの頃の僕なら
この詩を笑うかな
今のこの静寂を
愛しく思うかな
遠くで鳴るベルが
自転車の合図で
日常が動き出す
魔法が解ける前
紙の匂いの中
自分を見つけた
今ここにいること
それだけで良いような
淡い秋の風が
胸を通り抜ける
さよならの続きを
そっと綴るように
僕らは息をする
柔らかな夕暮れ
窓ガラスの曇り
指で描いた円
過去と今が重なり
一つに溶け合う
急ぐ必要はない
夜が来るまでは
この場所で歌おう
ささやかなメロディ
最後の一人が帰り
鍵を閉める準備
濡れたアスファルトが
鏡みたいに光る
あの詩の続きを
心で書き足して
明日への一歩を
ゆっくり踏み出す
今ここにいること
それだけで良いような
淡い秋の風が
胸を通り抜ける
さよならの続きを
そっと綴るように
僕らは息をする
柔らかな夕暮れ
揺れる埃の粒
オレンジに溶けてく
小さな幸せが
ここにある気がした

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