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四月の背表紙

清緒(Kiyo)

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Lyrics

放課後のチャイム
西日に透けるページ
あなたの横顔
静かに揺れていた
古い木の机
刻まれた誰かの名前
二人だけの時間
止まった気がした
インクの匂いと
めくる紙の音だけ
静寂のなかで
鼓動が響いてる
窓の外を見れば
桜の蕾たちが
風に揺れながら
明日を待っている
さよならじゃなくて
「いってらっしゃい」を
柔らかな光
あなたに届けたい
言葉にできない
この淡い想いは
栞の代わりに
そっと挟んでおくよ
春の足音
聞こえてくるから
貸出カードの
あなたのその名前を
指先でなぞる
最後の一行に
埃が舞い踊る
光の粒みたいに
寂しさを少し
隠してくれたね
時計の針がもう
終わりを告げようと
急ぎ足になる
夕暮れの図書室
あなたは立ち上がり
本を棚に戻した
その背中越しに
エールを贈るよ
さよならじゃなくて
「いってらっしゃい」を
柔らかな光
あなたに届けたい
言葉にできない
この淡い想いは
栞の代わりに
そっと挟んでおくよ
新しい場所で
迷うことがあっても
ここで過ごした日
思い出してほしい
物語は続く
ページをめくるように
あなたはあなたの
未来を描いてね
静かな呼吸
チェロが歌うメロディ
震える声で
小さく呟いた
さよならじゃなくて
「いってらっしゃい」を
柔らかな光
あなたに届けたい
扉を開けたら
新しい世界が
眩しく広がる
信じているから
春が来るたび
思い出すでしょう
優しい記憶
消えていく足音
遠くなる影
ありがとう

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