math rock

12.4グラムの星図

きよ(Kiyo)

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가사

地下商店街の 突き当たり
真鍮の分銅が 揺れている
ミントガムを 噛む店員が
無機質な 単位を告げた
冷たい金属に 触れる指
記憶を 秤に乗せてみる
静かな熱を 帯びたまま
針はまだ 震えている
借りたままの 文庫本
角が折れた 星図の線
半紙に揺れる くじらの絵
それは 12.4グラムの座標
誰にも 言えないままの
小さな 誤差を抱えてる
ポケットの中 転がるキャンディ
少しずつ 角が取れていく
正確な重さ 測るより
不確かなまま 抱きしめたい
春一番が 吹き抜けたら
サインを 止めた右手の先
同じ重さの 誰かがいる
それだけで 息ができるの
ト短調の 影を抜けて
変ロ長調の 光の中へ
透き通るような 孤独を
音符に 変えて飛ばそう
作業着の 時計修理師
隣で 俯いたままで
娘が載せた 蝉の殻
背中の 筋の感触
「痛いから 手放したいんだ」
掠れた 声が重なる
彼も同じ 12.4グラム
孤独の 単位が一致した
非常階段 揺れる風
3ミリだけ 躊躇った
返さないまま 持っておこう
それが 僕らの連帯だ
書き足された 鉛筆のあと
12年越しの 雑談
ポケットの中 転がるキャンディ
少しずつ 角が取れていく
正確な重さ 測るより
不確かなまま 抱きしめたい
春一番が 吹き抜けたら
サインを 止めた右手の先
同じ重さの 誰かがいる
それだけで 息ができるの
5分の8 7分の8
拍子が 狂う心臓の音
タッピングで 繋ぐ星座
無重力の 粒が踊る
トレード不可の 命の重さ
戻らないから 愛おしい
余白に書いた 答え合わせ
喉が渇く 懐かしさ
ポケットの中 転がるキャンディ
少しずつ 角が取れていく
正確な重さ 測るより
不確かなまま 抱きしめたい
春一番が 吹き抜けたら
サインを 止めた右手の先
同じ重さの 誰かがいる
それだけで 息ができるの
12.4グラムの 宇宙
誰にも 渡さないまま
ガラス玉の 言葉たちが
夜の 淵を転がっていく

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