忘却の峠、狐の残り香
きよ(Kiyo)82 回再生
峠の霧が 晴れゆく夜明け 眼下に続く 細い街道 錆びた門の 鉄輪が鳴る あの日の背中 追いかけてる 革のたすきを きつく締め直し 独り見据える 谷の向こう 三年の月日 桜は舞って 便りも途絶え 風が哭く 嘘などつかぬ あの眼差し 裏切りじゃない 胸が騒ぐ ざわめく心 抑えきれずに 荒ぶる風よ 道を照らせ この関所は 渡させない 貴方の愛した この景色を 私が永久に 守り抜く たとえこの身が 朽ち果てても 想いは散らぬ 山桜 (ハッ!ソレ!) 太鼓の音が 地を揺らす (ハッ!ソレ!) 蹄の音が こだまする 紅葉の刺繍 巾着を抱き 薄れゆく香 手繰り寄せる 薬の匂い 今も優しく 孤独な夜を 包み込む 襲いくる影 刀で払う 街道の塵 一掃して 戦の渦に 消えたと聞けど 魂だけは ここにある 卑怯な刃 寄せ付けない 鋼の意志を 研ぎ澄ます 覚悟の火を 絶やしはしない 響け太鼓よ 天を衝け 逃げはしない この峠 刻んだ名前 指でなぞり 明日を一人 切り開く 涙の跡は 見せはしない 誇り高き 女盗賊 冷たい岩に 刻まれた 二つの名前 愛おしくて 「必ず戻る」 その言葉を 今も信じて 笑うから (和太鼓の一打) 荒ぶる風よ 道を照らせ この関所は 渡させない 貴方の愛した この景色を 私が永久に 守り抜く たとえこの身が 朽ち果てても 想いは散らぬ 山桜 (ハッ!ソレ!) 太鼓の音が 地を揺らす (ハッ!ソレ!) 蹄の音が こだまする 守り抜く この場所を 守り抜く この誓い 夜明けの谷に 声を響かせ 私はここで 生きるだけ
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