ラストファインダー
ソウジ(Souji)48 diputar
コンクリートの冷たさが 背中にそっと染み込んで 並べた二つの寝袋 夜の深さを測ってる 三ヶ月の短い夏 臨時スタッフの腕章を 外す明日の朝が来れば 君は坂を下りていく 拭いても取れない レンズの指紋みたいに 不器用な僕らの日々が 今もそこに残ってる 溶けかけのレモンアイス 甘酸っぱい真夜中を 僕らはずっと忘れない 流星群が空を裂く 願いを口にする代わりに 「元気で」とだけ囁いた 重なる声が震えてる リュックに揺れる鈴の音 小さく夜に響いたら 別々の街の空の下 同じ光を飼い慣らそう 記憶は星になって降る 瞬きひとつ 零れた涙 星屑の海に溶けていく 天体望遠鏡のモニター 映る眠たそうな寝癖 二人で回したハンドル 鉄の匂いと冷たさ 上空を通る飛行機の 微かな音が遠ざかる 毎晩見上げたこの場所も 明日からは僕ひとり 暗闇の中で 君が笑う気配だけ 確かな熱を帯びていて 胸の奥を締め付ける 風の音が頬を撫で 虫の声が歌う夜 最後の一葉が落ちるまで 流星群が空を裂く 願いを口にする代わりに 「元気で」とだけ囁いた 重なる声が震えてる リュックに揺れる鈴の音 小さく夜に響いたら 別々の街の空の下 同じ光を飼い慣らそう 記憶は星になって降る 何万年も前の光が 今僕らに届くように この夏過ごした時間は 永遠を騙る必要もない 目が合って笑う瞬間の ぎこちないその痛みさえ 僕らを導く星座になる 消えない印になるんだ 流星群が降り止まない さよならは悲しみじゃなくて 出会えた証の輝きだと 君の横顔が教えてる 朝焼けが山を染めるまで このまま隣にいたいけど それぞれの空が明けるとき 僕らは一歩を踏み出す 胸に小さな灯を点して 光は死なない ずっとここにある 頬を撫でる星の余韻
Memuat…