銀
歌词
窓の外は薄い墨色 ラジオのノイズが心地いい ダイヤルを少し回せば 遠い街の音がする レコードが跳ねるみたいに 古い記憶が目を覚ます 陶器の茶碗のひんやり 指先に伝わる夕暮れ 何も急がなくていいと 誰かが囁いた気がした さくらんぼの種を噛んで 縁側でうたた寝してた あの時間は消えないで 僕の中に溶けている 戻らなくていいんだよ このままでいいんだよ オレンジに染まる壁を 雨音が撫でてゆく ゆらゆら 揺れる影 ふわふわ 夢の跡 雨の匂いに包まれて 僕は僕を許してゆく 引き出しの奥で眠った 皺くちゃの銀紙のメダル 誇らしく胸に飾った 小さな僕が笑ってる 今はもう失くしたけれど その重みは覚えている 冷めたコーヒーの苦味 湯気が消えてゆく部屋で 大切にしていたものが ここにあると気づいたんだ さくらんぼの種を噛んで 縁側でうたた寝してた あの時間は消えないで 僕の中に溶けている 戻らなくていいんだよ このままでいいんだよ オレンジに染まる壁を 雨音が撫でてゆく 畳の匂いが香る 懐かしい誰かの背中 正解なんていらない 間違いも愛おしい ただ静かに流れる この時を抱きしめて どこからが今の夢で どこまでが昨日のこと 境界線はぼやけて 優しい雨に濡れている さくらんぼの種を噛んで 縁側でうたた寝してた あの時間は消えないで 僕の中に溶けている 戻らなくていいんだよ このままでいいんだよ オレンジに染まる壁を 雨音が撫でてゆく ゆらゆら 揺れる影 ふわふわ 夢の跡 雨の匂いに包まれて 僕は僕を許してゆく
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