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7階のプランターと微熱の空白

きよ(Kiyo)

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歌词

7階のベランダ 湿った風が抜ける
雨上がりの稜線 遠くで静かに透ける
「これ、絶対枯れないから」って言ったっけ
2ヶ月音信不通 冗談にもならないね
タイムラインは動く 君の知らない日常
私宛のトークだけ 既読すらつかない現状
怒るのも疲れた 期待もどこかへ捨てた
ただこの部屋の空気だけが 少しだけ重たかった
傘立てに残ったままの 黒い折りたたみ
フローリングの隅 丸まった靴下の片方
捨てられずにいるのは 未練じゃないと思う
ただの景色の一部に 馴染んでしまっただけ
別れに派手な セレモニーなんてなくて
ただ毎日少しずつ 習慣が消えていくだけ
黄色くなった葉先に ひとしずくの水を
私は私の足で 次の空気を吸いに行く
記憶は勝手に 育ってしまうから
水をあげなくても 影を伸ばすから
この空白も 悪くないと思える
夕暮れが溶けていく 街のノイズの中で
カランと音を立てて 麦茶の氷が溶ける
遠くを走る電車の 走行音が揺れてる
風に吹かれた葉が 乾いた音を鳴らして
君の残した嘘が 部屋の隅で呼吸して
「忘れる」と「手放す」 似ているようで違うね
無理に消さなくても いつか色褪せていくね
レコードの針が飛ぶ みたいな日常のズレ
それさえも今は どこか心地いい気がしてる
クローゼットの奥 眠る君のTシャツ
返さなきゃいけない 理由も薄れていく
悲しいんじゃなくて ただ透明なだけ
温度の低い私を 誰も責めはしないから
別れに派手な セレモニーなんてなくて
ただ毎日少しずつ 習慣が消えていくだけ
黄色くなった葉先に ひとしずくの水を
私は私の足で 次の空気を吸いに行く
(変ホ長調からイ短調へ)
空の色が変わる 湿った熱を帯びて
私の中の何かが 静かに形を変えて
思い出はベランダの 植物と同じだね
放っておいても案外 強く根を張るものね
でもそれでいいよ 抱えたまま歩ける
重荷じゃないくらいの 寂しさを愛してる
静かな呼吸 7階のベランダ
揺れるカーテン 遠い街の灯り
私はもう 大丈夫だよ
一人の夜も 悪くないと思える
別れに派手な セレモニーなんてなくて
ただ毎日少しずつ 習慣が消えていくだけ
黄色くなった葉先に ひとしずくの水を
私は私の足で 次の空気を吸いに行く
記憶は勝手に 育ってしまうから
水をあげなくても 影を伸ばすから
この空白も 悪くないと思える
夕暮れが溶けていく 街のノイズの中で

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