霧
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山の霧に 濡れる肌 赤く散るは 山茶花 朽ち果てた 注連縄 幽世へと 誘わ 鞨鼓の音が 響く夜 縛られたまま 震える鼓動 地鳴りの声に 呑み込まれ 逃げられぬまま 闇へ 血に刻まれた 定め 断ち切れぬまま 鎮め 錆びた刀を 握り締め 霧の深淵へ 踏み込め 断てぬ 果てぬ 無念 枯れん 幼き日の 遠い道 逃げ出したかった 日々 柏の葉の 香りに 怯えていた 指先 龍笛の声 咽び泣く お札の束が 風に舞う 己の弱さ 呪いながら 門を開くは 誰か 血に刻まれた 定め 断ち切れぬまま 鎮め 錆びた刀を 握り締め 霧の深淵へ 踏み込め 千年の 孤独の果て 神の嘆き 風に舞え 境界線が ぼやけて 我を 忘れ去れ 呪う 狂う 奪う 救う 血に刻まれた 定め 断ち切れぬまま 鎮め 錆びた刀を 握り締め 霧の深淵へ 踏み込め 断てぬ 果てぬ 無念 枯れん
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