残
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苔むす石垣 影が這う 錆びた刃に 風が鳴る 夕暮れ 霞の 奥底へ 沈む記憶を 呼び戻す 独り残された この場所で 枯れた涙が 土を噛む 足音が 地を揺らし 矢の唸り 空を裂く 誓いは 脆く散り 血汐の 河となる 燃え尽きた 山の端へ 届かぬ手を 伸ばし続けて 恩義の枷 背負いながら 亡霊たちの 歌が舞う 散り急ぐ 命の灯 絆だけは 風に溶けずに 千の夜を 越えて響け この鎮魂の 叫びよ 嗚呼 朽ち果てて 嗚呼 なお熱く 泥濘の中 友は逝き その瞳に 俺を映した 叫びは 雷鳴に 掻き消され 無情の雨が 頬を打つ 守れなかった 約束を 抱いて地の底 彷徨えり 太刀筋が 弧を描き 命火を 断ち切った 悔恨は 消えやらず 霧の中 立ち尽くす 燃え尽きた 山の端へ 届かぬ手を 伸ばし続けて 恩義の枷 背負いながら 亡霊たちの 歌が舞う 散り急ぐ 命の灯 絆だけは 風に溶けずに 千の夜を 越えて響け この鎮魂の 叫びよ 赦せ 還れ 断てぬ 未練 吼えろ 闇を 裂いて 刻め この痛みを 百年の 眠りさえ この土に 根を張り 草木は 囁く 「生きて行け」と 燃え尽きた 山の端へ 届かぬ手を 伸ばし続けて 恩義の枷 背負いながら 亡霊たちの 歌が舞う 散り急ぐ 命の灯 絆だけは 風に溶けずに 千の夜を 越えて響け この鎮魂の 叫びよ
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