水
Lyrics
雨上がりの水曜日 水たまりに映る空 紫色の夕暮れ 古いビルの地下一階 階段の先に眠る 半年前に消えた店 ショーケースの跡に 残った薄い埃 ポケットの奥底 コーヒーの半券 指先が触れたのは 忘れかけてた記憶 レモンティーの湯気と 隣の席の君 スケッチブックの隅 猫のマッチ箱 たった十秒だけの やわらかい交差点 今はもう届かない だけど優しい時間 揺れる銀杏の葉 九月の風の音 見慣れない貼り紙が 風に吹かれて踊る 臨時休業の文字 そのままのさよなら 名前も知らないまま 季節は巡っていく 「可愛いですね」って 君が笑った瞬間 僕の日常の中に 小さな灯がともる それだけのことだけど それだけでよかった レモンティーの湯気と 隣の席の君 スケッチブックの隅 猫のマッチ箱 たった十秒だけの やわらかい交差点 今はもう届かない だけど優しい時間 人生はいつだって 少しずつ踏み外す 戻れない道の上 それでも歩いていく あの日の猫の絵が 今も胸を暖める ガラス戸に映った 僕の顔は少し 穏やかな顔をして 街灯を見上げてる 二度と会えなくても この空は繋がってる レモンティーの湯気と 隣の席の君 スケッチブックの隅 猫のマッチ箱 たった十秒だけの やわらかい交差点 今はもう届かない だけど優しい時間 揺れる銀杏の葉 九月の風の音
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