縒
歌词
木戸を叩く冷たい雨 古い廊下の軋む音 籠に溢れる毛糸玉 一人で解く冬の入り口 薄暗い部屋の隅っこで 影が揺れている 指先に触れた銀の髪 編み込まれた祖母の面影 埃をかぶった記憶たちが 静かに息を吹き返す 「糸は切れても繋げられる」 低い声が耳をかすめる 解れたままの私の日々も もう一度結び直せるかな 暖炉の火が爆ぜる音に 背中をそっと押されて あの子と離れたあの秋を ずっと箱に閉じ込めてた 意地を張った結び目は 固く冷たくなっていたね 針の先を見つめながら 溜息ひとつ吐き出した 縒り合わせた羊の毛は 今も優しく熱を帯びて 逃げてばかりの私の手を 柔らかく包み込んでゆく 「糸は切れても繋げられる」 低い声が耳をかすめる 解れたままの私の日々も もう一度結び直せるかな 暖炉の火が爆ぜる音に 背中をそっと押されて 銀の針が躍るリズム 過去と今を縫い合わせて 不器用な継ぎ目だっていい それが私の歩いた証 途切れたままの言葉を 紡ぎ出す勇気をください スマホの画面を見つめて 名前をそっと指でなぞる 外の雨は雪に変わり 世界を白く染めてゆく 「元気?」と打つその指先 少しだけ震えているけれど 「糸は切れても繋げられる」 祖母の魔法が胸に溶ける 遠回りしたこの道のりも 温かなセーターになるわ 暖炉の火が映る窓に 新しい明日が見える 繋げてゆく 縒り合わせて 切れた糸を もう一度だけ 温もりの中 歩き出すの
评论 (0)
加载中…