隙
Lyrics
古い壁の奥に住む 埃の糸を紡ぐ 誰かの嘘を編む 影が揺れて沈む 名もなき歌を歌う 時の淵を迷う 暗い湿り気を払う 淡い光を乞う 書きかけの手紙の端 光る粒子 秘密の証 拾い集める私 消えた写真の眩しい 記憶の足踏み 忘れるのは 優しさかな 拾い集める 愚かさかな 壁の隙間で 夢を見た 世界が全部 剥がれた 途切れたままの 遠い歌 胸の奥に 抱いた 独りきりで 泣いた 青い花が 咲いた 縫い合わせて 繋ぎ止めて 思い出して 消さないで 街の音 混ざる色 錆びた釘 落ちる音 蓄音機の 叫ぶ過去 誰もいない 迷路 窓の外は 泥 遠ざかる 里 曲がり角の 門 それだけのこと 破り捨てた紙の端 揺れる粒子 孤独の証 縫い合わせる私 上書きされた眩しい 意識の足踏み 忘れるのは 優しさかな 拾い集める 愚かさかな 壁の隙間で 夢を見た 世界が全部 剥がれた 途切れたままの 遠い歌 胸の奥に 抱いた 独りきりで 泣いた 青い花が 咲いた 「昨日の空の色を、誰も覚えていない」 「捨てられた歌は、どこへ行くの?」 重なり合う 声の層 溶けて消える 幻想 歪む弦の 独奏 救いなどない 迷走 瓦礫の下の 空想 夜を駆ける 奔走 剥き出しの 回想 震える指の 伝送 私はここで 息をする 記憶の海を 泳いでる 明日の服を 縫い付ける 昨日をずっと 愛してる 忘れるのは 優しさかな 拾い集める 愚かさかな 壁の隙間で 夢を見た 世界が全部 剥がれた 途切れたままの 遠い歌 胸の奥に 抱いた 独りきりで 泣いた 青い花が 咲いた
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