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剥がせない衝動

きよ(Kiyo)

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Lyrics

スーツの肩に 落ちた銀杏
金網の向こう 影が伸びる
就活の帰り 立ち止まる
錆びたフェンスに 蔦が絡まる
スピーカーのコード 跡形もなく
静まり返った この広場
かじかんだ指先
回し飲みした 缶コーヒー
温もりが 染みた
あの日の風が 吹き抜けた
「この歌で また明日も」
拙い文字が 震えていた
名前も知らない 君の言葉
剥がせぬ記憶が ここにある
場所が消えても 響くから
僕らは歌を 止めないんだ
消えない 衝動
消えない 振動
秋の夕暮れに 溶けてゆく
再開発の 予告が貼られ
僕らの居場所 削られていく
一人だけ足を 止めた君
あの日の奇跡 忘れない
仲間はみんな 別の道で
ネクタイを締め 歩いてる
重い鞄を 投げ捨てて
ギターケースを 抱きしめた
冷たい風が 刺さる
でも心は 燃えていた
「この歌で また明日も」
金網に刻んだ 落書きが
震える背中を 押してくれた
剥がせぬ記憶が ここにある
場所が消えても 響くから
僕らは歌を 止めないんだ
終電を気にする 冬の夜の
冷たい空気を 吸い込んで
サックスの音が 宙を舞う
誰にも壊せない 聖域
ここから始まる 新しい
メロディを 今 抱きしめて
「この歌で また明日も」
拙い文字が 震えていた
名前も知らない 君の言葉
剥がせぬ記憶が ここにある
場所が消えても 響くから
僕らは歌を 止めないんだ
消えない 衝動
消えない 振動
秋の夕暮れに 溶けてゆく
いつまでも 響いてる

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