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春隣の山門

きよ(Kiyo)

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Lyrics

雨上がりの朝
東山の路地
草鞋が跳ねる
静かな足音
古い山門
くぐり抜けて
冷たい空気が
頬を撫でる
ポケットの中
丸めた紙
幼い私が
描いた桜
クレヨンの跡
少し汚れて
あの日の匂い
袖口の香
チリンと響く
真鍮の風
いつかまたここで
会えると信じて
つぼみはまだ
固いままだけど
変わらない場所
私を待ってる
揺れる記憶
淡い光
戻れない日々
愛しい痛み
石段の隙間
光る雨粒
顔を出した
つくしの背中
誰もいない
祖母の家は
鍵の重さだけ
手に残る
手作りの餅
淡い甘さ
忘れていくこと
寂しいけれど
この境内に
流れる時間は
優しく私を
包み込んでる
チリンと響く
真鍮の風
いつかまたここで
会えると信じて
つぼみはまだ
固いままだけど
変わらない場所
私を待ってる
悲しいわけじゃない
ただ少しだけ
胸が熱くなる
大人になる前の
最後の春に
光が差して
空が明けていく
指先で触れる
桜の枝
命の鼓動
微かに感じて
二十年前の
私に笑って
「大丈夫だよ」
そっと呟く
チリンと響く
真鍮の風
いつかまたここで
会えると信じて
つぼみはまだ
固いままだけど
変わらない場所
私を待ってる
揺れる記憶
淡い光
戻れない日々
愛しい痛み

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