ミッドナイト・ブック・サファリ
きよ(Kiyo)23 plays
終業式のチャイムが響き 桜の木の下で君を待つ ローファーの踵を少し踏み 内緒の作戦を始めよう 教科書を鞄に押し込んで 誰も知らない裏道を行く 授業中数えた雲の数 今はもう忘れていいんだよ ジャージの袖を抜ける風 少し冷たい春の風 だけど繋いだ手のひらは じわり汗ばんでいるんだ 坂道を一気に駆け抜けて 胸の鼓動を加速させて 風を切って走る今が 世界で一番なんだ ピンクと水色のライト 魔法みたいに回るよ 大きな夢はまだないけど この瞬間は宝物 君と笑い合えるのなら 明日なんて怖くないよ (Running now, running now) (Sweet and bitter chocolate) (Running now, running now) (Don't let go of my hand) 入場料はたった三百円 錆びたゲートを潜り抜けたら 剥げた塗装のメリーゴーランド 昭和のメロディが流れてる ジェットコースターのベルトが 少し緩くてドキドキするね ガタガタ揺れるレールの先 青い空が近くに見えた チョコバナナの甘い罠 襟についた黒いシミ 指を指して笑い転げた 涙が出るほど可笑しくて だけど不意に黙り込んだ 影が長く伸びる地面に 風を切って走る今が 世界で一番なんだ ピンクと水色のライト 魔法みたいに回るよ 大きな夢はまだないけど この瞬間は宝物 君と笑い合えるのなら 明日なんて怖くないよ 一周七分の観覧車 茜に沈む町を見下ろす 「クラス離れたら寂しいな」 震える声で君が言った 回数券の最後の一枚 夕闇にそっと溶けてゆく 永遠なんて言わないけど ずっと隣にいたいんだ 門限まであと一時間 遊び疲れた足取りで 夢の終わりを惜しむように 一歩ずつ踏みしめて歩く 風を切って走る今が 世界で一番なんだ ピンクと水色のライト 魔法みたいに回るよ 大きな夢はまだないけど この瞬間は宝物 君と笑い合えるのなら 明日なんて怖くないよ (Running now, running now) (Sweet and bitter chocolate) (Running now, running now) (Don't let go of my hand)
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