水
Lirik
雨の水曜日 湿った空気 古本の背表紙 撫でる指先 カビの匂いと 静かな雨音 レジのチャイムが 遠くで響く 古い文庫の ページの隙間 滑り落ちたのは 1枚の手紙 10年前の 日付が揺れる 「窓際の席で 待っています」 指定された店は もうないけれど 今は洒落た パン屋が建ってる 好奇心が 背中を 軽く叩く 長靴を履いて 街へ出ようか 半分は冗談 だけど本気さ 焼きたてのパンと 苦いブラック 窓際の君は 誰を待ってる? 手紙の主か それとも他人か 確かめる勇気は ポケットの中 揺れるカーテン 午後のグルーヴ 君によく似た 誰かが笑う コーヒー一杯で 繋がる謎を 飲み干すまでは 僕だけのもの Da-ba-da, step by step 雨上がりを ひとり歩く Da-ba-da, day by day 答えはまだ 言わないで それから毎週 水曜日の午後 同じクロワッサン 買いに行くんだ 君の隣の 席が空いたら さりげなく 座って 本を広げる 視線の端で 君を追いかけて 自分でも笑える 30代の恋 インクの滲みと 重ねる横顔 文字の癖まで 愛しく思える 「偶然ですね」なんて 言えるはずない このもどかしさが 案外心地いい 雨が止んでも 帰るのを忘れて あと少しだけ 夢を見ていたい 焼きたてのパンと 苦いブラック 窓際の君は 誰を待ってる? 手紙の主か それとも他人か 確かめる勇気は ポケットの中 揺れるカーテン 午後のグルーヴ 君によく似た 誰かが笑う コーヒー一杯で 繋がる謎を 飲み干すまでは 僕だけのもの もしもあの日 誰かが拾わなきゃ この物語は 埃を被ったまま 10年の時を 飛び越えてきた 魔法みたいな 悪戯な依頼 君の正体は 知らなくていい この曖昧さが 大人のルール 焼きたてのパンと 苦いブラック 窓際の君は 誰を待ってる? 手紙の主か それとも他人か 確かめる勇気は ポケットの中 揺れるカーテン 午後のグルーヴ 君によく似た 誰かが笑う コーヒー一杯で 繋がる謎を 飲み干したなら 今日はここまで 水曜日の栞 挟んだままで また来週も ここで会えたら 名前も知らない 君との距離を 楽しむくらいが ちょうどいいのさ
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