Lirik

埃を被ったレンズの奥
錆びた歯車が軋む音
雨音が叩くスレートの屋根
最後の夜が静かに更ける
ひび割れた革の座席には
誰かの温もりが染み付いて
酢酸の匂い 満ちる映写室
僕は独り 過去を回す

繋ぎ合わせた8ミリの断片
父の背中と 幼い夢
潮風に蝕まれた鉄骨が
悲鳴を上げて 終わりを告げる
だけど心は 震えているんだ

消えゆくものにしか宿らない
命の輝きがここにある
壁に染み込んだ観客の笑い声
スクリーンに焼きついた光の跡
全部壊れて 消えたとしても
君の胸の暗がりに映り続ける
永遠を信じて 歌うのさ

Ah 途切れない残像
Ah 焼き付いたままの衝動

街を去った友の横顔が
青白い光に 浮かび上がる
守れなかった 古いこの場所
無力な自分を 呪いもした
だけどフィルムは 回り続けて
僕に勇気を 分けてくれる
傷だらけの 記憶の粒が
宝石のように 瞬いている

数ヶ月後には 遊歩道の下
波に削られ 砂に還る
それでも今日まで 灯した火を
僕は誇りと 呼びたいんだ

消えゆくものにしか宿らない
命の輝きがここにある
壁に染み込んだ観客の笑い声
スクリーンに焼きついた光の跡
全部壊れて 消えたとしても
君の胸の暗がりに映り続ける
永遠を信じて 歌うのさ

最後の一巻が 回り切る瞬間
静寂が部屋を 包み込む
重なる呼吸と 震える指先
無音のなかに 響く鼓動
終わりは 始まりの合図だろ?

扉を開けて 放つ閃光
夜の海さえ 映画に変えて
何百回でも 繰り返す祈り
誰にも奪えない 僕らの聖域
全部壊れて 消えたとしても
この光線は 闇を突き抜けてゆく
別の形で 続いてゆく物語

Ah 途切れない残像
Ah 焼き付いたままの衝動

Komen (0)

0/500

Memuatkan…