math rock

錆びた針の残響

ソウジ(Souji)

22 main · 0 kegemaran · 4:39

Lirik

アスファルトの影
生温い夏の風
十年前の夢
遠く響く声
閉ざされたスロープ
消えかけたスコープ
無機質なロープ
揺れるヘリオトロープ

銀色のコンパス
失くしたはずのパス
滲むネオンのガス
足元を照らす
震える指の先
見つからないままの空き

指し示した北を
信じていた昨日
狂い出した鼓動
戻れない軌道
重い空気を切り
歩き続ける霧
答えはまだ塵
夜が明ける切り

回る針の先
光る街の空き
僕らだけの時
揺れる夏の吐息

ひび割れた溝の中
トラックの揺れを待つ
溝をなぞる指先
虫の音が響く空き
迷路のような歩き
期待だけが届き
錆びついた銀色
探す僕の音色

重なる不協和音
響く街の体温
狂った方位磁針
震える僕の自信
フェンスの向こう側
揺れる夜の皮

指し示した北を
信じていた昨日
狂い出した鼓動
戻れない軌道
重い空気を切り
歩き続ける霧
答えはまだ塵
夜が明ける切り

風が吹いて、足元で乾いた音がした。
古いブリキの缶が、アスファルトを転がっていく。
中身は、空っぽだった。
あの日、確かにここにあったはずの銀色は、
もう、どこにもない。
でも、不思議だ。
何も見つからなかったのに、
胸のつかえが、少しだけ軽くなった気がする。

指し示した北を
信じていた昨日
狂い出した鼓動
戻れない軌道
重い空気を切り
歩き続ける霧
答えはまだ塵
夜が明ける切り

回る針の先
光る街の空き
僕らだけの時
揺れる夏の吐息

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