shoegaze

ビーカーの気泡、冬の残像

ソウジ(Souji)

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가사

冷たい耳たぶ
三度目の冬の朝
止まった温風
布団の海に沈む
埃が光を吸って
揺れる

理科室のビーカー
溶けてゆく氷
小さな気泡が
弾けて消える

君の髪のゴムの色
思い出せないまま
滲むオレンジに
溶けてゆく境界
遠い廊下の足音
壁のきしみに変わる

溶けてゆく
消えてゆく
白く滲む

壁のシミを見つめて
笑った横顔
消しかすの白い粉
指先でなぞる
冬の静寂が
歪む

西日の当たる窓
揺れるカーテンの影
結べないゴム紐
指をすり抜ける

君の髪のゴムの色
思い出せないまま
滲むオレンジに
溶けてゆく境界
遠い廊下の足音
壁のきしみに変わる

記憶は柔らかく
形を失くして
ただ温度だけが
ここにある
凍えた指先で
天井の木目を追う

目覚めた頬を
伝う雫の意味
分からないまま
光の中にいる
淡い痛みが
響く

君の髪のゴムの色
思い出せないまま
滲むオレンジに
溶けてゆく境界
遠い廊下の足音
壁のきしみに変わる

溶けてゆく
消えてゆく
白く滲む
ずっと遠くで

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