가사
錆びた鉄の奥 指先に移る ひび割れた窓を這う 荷台に身を置く 静かに息を吸う 記憶をなぞる 圏外の画面の青さ 県道のライトの彼方 三秒遅れて届いた 夜気に震える身体 空を這う光の点に 十年前の囁き 君が言った影の先に 今ここで触れる指 冷たい鉄の響き 解けていく記憶の断片に 自販機の光り 震える電気の唸り 貨物列車の軋み アルミ看板の鳴り 制服の裾の染まり 動けない僕の祈り 解体される過去 積み上げられた箱 誰かの目的地だった場所 破れた座席の模様 君の消えた理由の予報 風に消える言葉の残像 空を這う光の点に 十年前の囁き 君が言った影の先に 今ここで触れる指 冷たい鉄の響き 解けていく記憶の断片に この音が届け 空の果てまで 光が揺れて 鉄の海で 記憶を連れて 雲が流れていく 真上を通る影 一瞬の煌めきが 瞼の裏に残る 冷たい鉄の感触 夜が更けていく 届いているのなら この音が 君の彼方 届いているのなら 静かな確信のなか
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