wagakki

鉄馬の灯(てつまのともしび)

ソウジ(Souji)

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Testo

国道沿いの 古い工場
火花が散らす 夢の結晶
三十年 叩いた鼓動
これが男の 生きた証
油の匂い 染み付く襟
暮れる空には 一筋の煙

十年前の 夏の日に
君が残した 約束に
今も支えられ 歩く道
胸の奥底 熱い位置
言葉にすれば 消えるから
俺はハンマー 振り下ろす

燃えろ 心の 錆びた火種よ
届いた葉書は 海の色
小さな鉄馬 誇らしげに
遠い潮風 受けて揺れる
語らぬ愛が ここにある
俺の人生 間違いじゃないのよ

叩け 叩け 命の音を
響け 響け 鋼の歌を

夕闇迫る 線路の脇
貨物列車を 見送る時
手の甲にある 深い傷跡
それが自分へ 綴る履歴書
洗わぬままの 作業着に
にじむ誇りと この意気に

「看板作る その時は」
震える声で 言った君は
今は海辺の 小さな店で
夢を咲かせた その腕で
削った鉄の 馬の飾り
飾ってくれた 愛の灯り

吠えろ 三味線 魂の叫び
届いた葉書は 海の色
小さな鉄馬 誇らしげに
遠い潮風 受けて揺れる
何も変わらぬ 日々だけど
俺の人生 間違いじゃないのよ

不器用な指 削り出した
魂込めた あの形
君の門出を 守るように
祈りを込めた あの姿
俺はここで 鉄を打つ
明日もここで 火を灯す

燃えろ 心の 錆びた火種よ
届いた葉書は 海の色
小さな鉄馬 誇らしげに
遠い潮風 受けて揺れる
語らぬ愛が ここにある
俺の人生 間違いじゃないのよ

叩け 叩け 命の音を
響け 響け 鋼の歌を

何も言わずに ただ見送った
あの日の夕陽 忘れない
鉄の馬だけが 知っている
男の矜持 静かな愛を

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