ミッドナイト・デジャヴ
ソウジ(Souji)28 riproduzioni
高架下の古い扉 カランと鳴ったベルの音 焙煎の香りに混じる 少し湿った夏の午後 ブックランプが揺れている 七年越しのこの景色 カリフォルニアの海岸線 色褪せたままのポスター 君の指先で光った 小さな銀の指輪 回るカラーネオン 溶けていくアイスコーヒー 布に残る輪染みが 僕らの距離をほどく 窓の外を流れる 通勤電車の窓明かり 触れなかったあの日の 青い季節が揺れる 揺れる グルーヴに身を任せ 溶ける 氷が鳴らすピアノ 棚の隅で背を向ける 見覚えのあるインディーズ 君が教えてくれたリズム 今も胸で跳ねている 「お久しぶり」なんて言えず メニューをなぞる指先 二階の窓から届く 彫金細工の打刻音 変わらないようで変わった 二人の時間(とき)の針 回るカラーネオン 溶けていくアイスコーヒー 布に残る輪染みが 僕らの距離をほどく 窓の外を流れる 通勤電車の窓明かり 触れなかったあの日の 青い季節が揺れる あの時もし伝えてたら 違う今があったのかな そんな苦い空想さえ 雨上がりの空に消える 懐かしさは優しさへと 形を変えて満ちていく レジを打つ君の横顔 不意に視線が重なって 「あのCD、まだ持ってるよ」 それだけ言って席を立つ 君は少しだけ笑って 小さく頷いてくれた 回るカラーネオン 溶けていくアイスコーヒー 布に残る輪染みが 僕らの距離をほどく 窓の外を流れる 通勤電車の窓明かり 触れなかったあの日の 青い季節が揺れる アスファルトが光る 水色と橙の街 手を振る君の影を 背中で感じて歩く 思い出は過去のまま 美しく澄み渡る
Caricamento…