忘
Lirik
冷たい雫が 頬を伝い落ちる 腐食した聖像 独り見つめて 光は届かず 闇に抱かれたまま 銀の波紋だけが 揺れている 浸食された 記憶の淵で 私は今も 跪き続ける かつて響いた 賛美の歌声 今は泡となり 消えてゆく 剥がれ落ちた壁画の 天使たちが 無言のまま 私を嗤う 深く深く 沈みゆく魂 この聖堂が 私の棺 祈りさえも 水に溶けてゆく 永遠の静寂に 身を任せ 天を仰ぐ 震える指先 突き抜ける声 虚空に消えた 青く 揺れる 幽玄の檻 閉ざされた 世界の終わり 鉄の扉は 錆びついて動かず 外界の音は 遠く霞んで 私はただの 朽ちゆく守り人 記憶の残滓を 抱きしめる 冷酷な水音が 鼓動を刻む 誰にも知られず 独り果てる 色褪せた夢 祈りの残響 石の床を 満たす虚無感 沈黙こそが 唯一の救いと 震える唇 歌を紡ぐ 深く深く 沈みゆく魂 この聖堂が 私の棺 祈りさえも 水に溶けてゆく 永遠の静寂に 身を任せ 天を仰ぐ 震える指先 突き抜ける声 虚空に消えた 滴る音 命の秒針 冷酷なほどに 美しい青 絶望の果てに 見えた光 ああ 私も水に還ろう この場所ごと 全てを忘れて 白く白く 輝く水底で 赦しを乞う 最後の賛美歌 この孤独が 救いになるなら 微笑みながら 消えてゆきたい 歪んだ忠誠 心を捧げ 水の一部に 私は成る 青く 揺れる 幽玄の檻 閉ざされた 世界の終わり 静寂の底へ 堕ちてゆく
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Memuat…