math rock

幻景案内:頁のなかの標識

ソウジ(Souji)

60 écoutes · 0 favoris · 3:57

Paroles

埃の舞う 午後三時
棚の隅で 眠る虹
三十年間 誰も触れず
埃を払う 指先震えず
定価は千九百八十円
僕の年齢と同じ 運命

十二ページ 十二月の 記憶
時計の 針が 刻む 孤独
既視感の 影が 伸びる
真実の 糸が 震える

地図にない 角を曲がれば
懐かしい 風が 吹けば
セピア色の 記憶のパズル
欠けたピース この本に綴る
存在しない 故郷を求めて
めくる頁 鼓動の果て

消えた街灯の 下で
僕は僕を 探して

ベーカリーの 焦げた匂い
錆びたブランコ 揺れる影法師
二十四ページ 二十四の 季節
捨てたはずの 鍵の 秘説
インクの 染みが 滲んで
僕の 輪郭を 歪めて

三十ページ 三十日の 記録
過去の 自分が 綴る 毒
存在の 証明が 消える
偽りの 幕が 剥がれる

地図にない 角を曲がれば
懐かしい 風が 吹けば
セピア色の 記憶のパズル
欠けたピース この本に綴る
存在しない 故郷を求めて
めくる頁 鼓動の果て

最後の一頁 震える視界
貸出カードの 最後の誓い
僕の名前が 刻まれていた
三十年後の 君へ贈った
これは予言か それとも遺言か
鏡の中の 僕は誰だ?

地図にない 角を曲がれば
懐かしい 風が 吹けば
セピア色の 記憶のパズル
欠けたピース この本に綴る
存在しない 故郷を求めて
めくる頁 鼓動の果て

消えた街灯の 下で
僕は僕を 探して

本を棚に 戻した
時計の音が 止まった

店先の 陽だまりの 中
僕は 幽霊に 成る
ページを めくる たびに
昨日が 明日に 変わる
矛盾した 世界の 淵
答えは 既に 掌の 内

Commentaires (0)

0/500

Chargement…