千
Letra
崩れ落ちた石の揺り籠で 千年の塵に塗れ眠る 朽ちた聖職者の骨の絨毯 踏み締める音だけが響く かつて神に捧げたソプラノ 今は枯れた喉を震わせる 微かな記憶の断片さえ 冷たい闇に溶けて消えた チェンバロの針が脳を刺す 遠く響く修道士の歌声 飢えは牙を剥き出しにして 僕の魂を食い破る ああ 赫く染まる祈りの言葉 月光に透けるステンドグラス 割れた隙間から零れる光 僕はただ 赦しを乞う怪物 血を啜り 聖歌を口ずさむ この呪いは 唯一の絆 爆音に掻き消された絶望 神よ 僕はまだここにいる Gloria in excelsis Deo 血の味を知る 唇で歌う 指先に触れた亡霊の影 僕が殺めた信心深き者 その瞳に映る僕の姿 醜悪な神への冒涜だ 薔薇の花弁は枯れ果てて 祭壇を赤く塗り潰した 祈るほどに渇きは増して 内面を鋭く抉り取る オルガンの残響が壁を叩く 七弦の咆哮が地を這う 重なる鼓動はダブルペダル 止まらない 終わりなき輪廻 ああ 赫く染まる祈りの言葉 月光に透けるステンドグラス 割れた隙間から零れる光 僕はただ 赦しを乞う怪物 血を啜り 聖歌を口ずさむ この呪いは 唯一の絆 爆音に掻き消された絶望 神よ 僕はまだここにいる ファルセットで天を仰げば 突き刺さる星の冷たさよ この体は 聖なる器か それとも 忌むべき泥の塊か 闇の中でしか灯せない 小さな小さな 信仰の火を 絶やさぬように 守り続けて かつて僕は少年だった 白い衣を纏い 笑っていた 今はただ 永遠の孤独を この地下墓所に 閉じ込めて 祈りは呪いへ 呪いは愛へ 矛盾したまま 僕は生きる 夜が明けるのを 拒みながら ああ 赫く染まる祈りの言葉 月光に透けるステンドグラス 割れた隙間から零れる光 僕はただ 赦しを乞う怪物 血を啜り 聖歌を口ずさむ この呪いは 唯一の絆 爆音に掻き消された絶望 神よ 僕はまだここにいる Gloria in excelsis Deo 退廃の果てに 祈りを捧ぐ
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