ミッドナイト・フロート
ソウジ(Souji)95 reproducciones
開店から数えて十年 (十年) 古びた紙の匂いと平穏 レジのベルが小さく鳴って シャッターを半分まで下ろして 銀杏の葉が踊る舗道 夕暮れが溶け出すこの街角 十年前の俺が見たら 「退屈だ」と笑うだろうか? 都会のビルの光に憧れ 大きな夢だけを鞄に詰め 飛び出したあの日の背中 今の俺は少しだけ静か 琥珀色の街灯が灯る 理想とは少し違うゴール だけどこれでいいと思える 小さな灯りをそっと守る 派手な拍手はいらないさ この場所が俺の誇りさ ゆっくりと流れる時間 愛すべき日々の断片 (Yeah, it's my life) (Slowly closing the door) (It's my dream, you know?) 雨宿りの女子高生に 貸した傘が返ってきた午後に 添えられた手作りのレモンティー 少し酸っぱい優しさの味 常連のおばちゃんの長話 「また明日ね」が合言葉に 埃を被った絵本の奥 君と出会った不思議な運命 夜の散歩は言葉少なめに 自販機のコーヒーを分け合い 温かい缶の温度が手に 伝わるだけで十分な幸せ 自転車のベルが遠く響く 季節のページをそっと捲る 追いかけたのは幻じゃなく この手の中にある確かな脈 琥珀色の街灯が灯る 理想とは少し違うゴール だけどこれでいいと思える 小さな灯りをそっと守る 派手な拍手はいらないさ この場所が俺の誇りさ ゆっくりと流れる時間 愛すべき日々の断片 スクラッチが刻む秋の音 (秋の音) 忘れかけてたあの日の熱 (あの熱) 形を変えてここに息づく 成功の定義を書き換える 誰かの為の居場所になる それが俺の選んだ道しるべ 最後の一冊を棚に戻し 今日という物語を閉じる ズレた歩幅も愛おしくて 今の自分を丸ごと肯定 特別なことは何もない だからこそ代わりもいない この街の隅っこで笑う 俺なりの夢がここにある 店先の影が長く伸びて 明日への準備を少し進めて 鍵をかける音さえ心地よく 深い呼吸で夜を迎えよう 琥珀色の街灯が灯る 理想とは少し違うゴール だけどこれでいいと思える 小さな灯りをそっと守る 派手な拍手はいらないさ この場所が俺の誇りさ ゆっくりと流れる時間 愛すべき日々の断片 (Yeah, it's my life) (Slowly closing the door) (It's my dream, you know?) (Peace in this little town)
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