city pop

琥珀色の30分 (Melting Blue)

ソウジ(Souji)

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Liedtext

重い扉のノブが
手のひらで冷たくて
半年ぶりの君は
少しだけ大人びて
カウンターの隅っこ
雨宿りのふりして
隣に座ったのは
偶然の悪戯さ

薬指のゴールド
ランプに反射して
タクシーのライトが
窓を滑り落ちていく
僕ら黙り込んで
メニューを見つめたまま
都会の夜の音に
耳を傾けていた

溶け出す氷の音
30分の魔法さ
苦いコーヒーだけが
今の僕らを知ってる
選んだ別の道が
正解だと笑い合う
10年前の夏は
遠い霧の向こう側

揺れるブラスのフレーズ
夜に溶けていくブルー
何も言わないままで
ステップを踏むように

駄菓子屋の店先で
語った青い夢は
仕事帰りのスーツ
シワの間に隠して
「元気でやってるよ」
嘘じゃない言葉だけ
ビルの隙間の空に
そっと逃がしてあげた

ネオンサインの赤が
グラスに滲むから
懐かしい横顔も
少しだけぼやけてる
時計の針の音
重なる二人の距離
心地よい静寂に
身を任せているんだ

溶け出す氷の音
30分の魔法さ
苦いコーヒーだけが
今の僕らを知ってる
選んだ別の道が
正解だと笑い合う
10年前の夏は
遠い霧の向こう側

雨は不意に上がって
アスファルトが光る
スラップベースの波
心を静めていく
引き留めたい気持ちも
優しく鍵をかけて
ちょうど良い距離感で
僕らは立ち上がるよ

店の外に出たなら
湿った風が吹いて
「またどこかで」なんて
二度とない約束を
君の背中を見送り
僕は歩き出すのさ
濡れた街灯の影
踏みしめて帰るから

溶け出す氷の音
30分の魔法さ
苦いコーヒーだけが
今の僕らを知ってる
選んだ別の道が
正解だと笑い合う
10年前の夏は
遠い霧の向こう側

揺れるブラスのフレーズ
夜に溶けていくブルー
何も言わないままで
ステップを踏むように

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